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〈第1章〉速聴®で全脳が活性化される

2. 速聴®は一度しかない人生を何倍にも楽しむ不可欠な技法

「速聴®のインターチェンジ効果」が多くの潜在脳力を開発する

高速道路を時速一〇〇キロで走行し続けると、やがて体全体がそれに順応してくる。そのうち、インターチェンジが近づいてきて、そこで一般道路に出ようとすると、周囲の情景が非常にゆっくりとしたものとして目に映ることがある。
カーブしながら一般道路に出るのだから、スピードは六〇キロ、あるいは五〇キロに落ちているわけだ。したがって周囲の情景もゆっくり流れるのは当然といえば当然なのだが、本当のスピードの落差以上に、ゆっくり感じる度合いが大きい。
そんなときの運転者は、本来の速さ以上にゆっくり流れていく周囲の情景を感じているから、ついアクセルをゆるめるのを怠ってしまう。


これは高速走行に順応した脳が、まだ機能的にハイレベルにあるために起きる現象である。そして、「速聴」もこれと同じ理屈が成り立つのだ。速く聴くことを繰り返していくと、聴覚神経がそれに追いつこうとして、発達し始めるのである。


「速く聴く」ことを繰り返していくと、「ウェルニッケ中枢」がそれに慣れようとして発達し、それにより、ごく自然に注意力と集中力が急上昇する(注意力は「ある一点」を認識すること、集中力はその「一点」に焦点を当てること、と考えると理解しやすい)。
また、大脳は猛烈なスピードで「ウェルニッケ中枢」から飛び込んでくる言葉を何とか処理しようと夢中になり、大脳全体が活性化し、頭脳は冴えわたる。このような機序(メカニズム)はすでに述べたとおりである。そして、脳の出先機関である五感の感覚をも鋭くし、平時では信じられないほどの発達を促すのである。


聴覚に起こるこの現象を、私は「速聴のインターチェンジ効果」と呼んでいる。この「速聴」によるインターチェンジ効果が、多くの潜在脳力の開発につながるのだ。