理論(イズム)を捨てる
2005年08月24日 [コラム]
最初、この課題に対して困惑したことがありました。
『理論(イズム)を捨てて、リズムに乗る』 というテーマで。
これは、誰もがアーティストになれるという大人のための脳力開花の一種の手段です。
◆ ◆ ◆ ◆
能力を高めるというと、ごく一般的には、技術の習得(マスタリー)のレベルを高めることを指すのですが、潜在脳力の開花に関しては、より直感的な感覚を研ぎ澄ませることで、もっと自由にこなせる感覚やアイディアが瞬間で可能になることを意味します。
しかしながら、子供時代を過ぎた大人たちにとって、多くの人は直接的で、秩序立ったものの見方をし、一般的に認知されたカテゴリーに応じて、世界観を感知します。
そう、一般的な原則に従って働きつづける。
時計の針が規則正しく、正確に進み続けることが当たり前のように、
電車の時刻が規則正しく、正確に出発、到着することを当然のように思い、
それが基準となって、理路整然と物事が進んでいくことに安心感を覚えるのです。
よく大人になると、左脳的な働きをし、右脳はあまり活用されていないと聞きます。
でも、活用している、していないということに、私はいまいち理解できずにいました。特別に、あっ今、左脳に刺激がいってる!!とか、おおっっ!右脳が動いてる!!なんて日常生活で頻繁にそんな反応聞いたこともないですし、事実感じることができないのであれば、根拠にならないので、まぁそういう科学的な実験結果があったのね。という程度で終わらせていたのです。
▼子供のころは、みんながアーティストだった
“アーティスト”って、とっても好きなフレーズです。
音の響きも、イメージも、自由奔放な感覚で、新しいものに感動しているような。
この“アーティスト脳”という言葉を知ったのは、ジュリア・キャメロンという創造力を引き出す仕事をしている人の著書から知ったものでした。
理論によって、物事が順番に完成すると思い込んでいた私にとって、
アーティスト脳(右脳)の目覚めは、全体的なアプローチをおこなう創造的な脳として、新たな思考の結びつきを生み出し、意味を引き出してくれる。魔法の要素だとも書かれていました。
魔法といえば、なんだか特別な呪文と杖を使って、行う儀式みたいですが、ここでいう魔法とは、人間の五感のことを表現していて、
そう、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚のことです。
これが、アーティスト脳を育てる、アートの基本材料というのです。
何かの道具を使うのではなく、自分の感覚を使う。
その第一歩の感覚の訓練として、文章を書くという作業からはじまりました。
これは、成功哲学(ナポレオンヒルプログラム)でも一番最初に教えられる技法です。
成功哲学では、目標達成のための意図的に書く技術なので、ちょっと方向性は違って、その書くという行為そのものに、決まりきったテーマはありません。
また、発想法の書く技術といえば、マインドマップでもテーマをもとに連想記述をしていく技法も愛用していますが、またそれとも違います。
ひたすら、頭に浮かんだことを書き出すというのです。毎日3ページ。
とにかく、頭に浮かんだことを書き出す。
▼理屈脳との戦い
最初この作業に取り組んだとき、理論(イズム)を捨てることの難しさを知りました。
日記は普段から書いてはいたのですが、大抵書くことといえば、どんなことをしたかなぁ?と考えて、今日あった出来事を順番に書いていましたから。
思いついたまま、浮かんだまま、そのまま綴る文章となるとまた違います。
実は、そこから<理屈脳>と<アーティスト脳>の抵抗がはじまったのです。
▼抵抗の先には何がある?
私達が常に耳に傾きかけ、思慮深くあろうとするときに尊重される思考。
それが、左脳の働きだと。
ここで質問。
*抵抗の先には何があると思いますか?
あなたの思考に浮かんだものは?
私は『自由』という単語が浮かびました。
ある人は、『何もない』という答えが出たかもしれません。
なぜ、こんな質問をしたのかというと、質問によって、答えが導かれる。
【?】⇒【!】 これこそ、“ひらめき”です。
もっともらしい答えが、答えとは限りません。
『何もない』という答えが“ひらめき”だとすれば、それ自体を肯定し、またそこから発想していくことに、面白い展開が待っているかもしれないからです。
▼ひたすら、書き出す
いつの間にか、自分と対話をしていて、どんどん展開がぶっ飛んでいきます。
だって、五感を通じて感じるままに思い浮かんだままに書くって、以外とウケますよ。
内なる自分とつながる行為、語りかけるもう一人の自分。
他人にどう思われているとか、どう評価されているとか、
子供の頃、何も考えずに落書きをしていた自分に出会えた瞬間でした♪
リズムに乗るって、こういうことなのかなぁ・・・。
自分にそうつぶやきながら書き込んでいく作業、
そうやって、アーティスト脳を育てる作業はまだまだ続くのでした・・・
※この作業を行って書いたものは、8週間は絶対に見てはいけないそうです。
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