『恋は脳への活性剤(後編)』
2005年11月16日 [コラム]
さてさて、いつの時代でも恋は秘密の迷宮(ラビリンス)です。
その謎に満ちた恋の迷宮入りこそ、私たちの心を躍らせる、非現実的な「ときめき」という瞬間の感情として生まれ、それはいつしか、小説のような変化に富んだ恋物語を期待する“憧れの対象”として心を虜にします。
それが、幸せな結末になるかどうかは別としても、その過程における脳の働きは仕事以上にやる気がみなぎることもあります。
▼脳を育てる恋話
速聴を推薦してくださっている医学博士の大島清先生は、脳を育てる日々の心がけとして『かきくけこ運動』という“心の運動”を提案していらっしゃいます。
―・<脳を育てる“かきくけこ運動”とは>・―
[か]--------感動する
[き]--------興味をもつ
[く ]--------工夫をする
[け]--------健康になる
[こ]--------恋をする
―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―・―
声に出すだけでも、わくわくしてきそうな心の運動ですよね!
いつも何かに興味をもって感動し、笑うことや好奇心を持ち続け、マンネリ化しないように楽しく工夫をすれば、脳は病気になる暇なんてないとか。
去年3月に、システムエンジニアをしている39歳の独身男性の方から「速聴」プログラムのことについてご相談がありました。
自己改革ができる脳力開発に興味があって…。というお話からはじまり、さらに事情を聞けば、
・ビジネス面での知識・スキルには自信はあるけれども、残業が多く出会いがないうえに、女性とうまく話せない。
・プライベートでは自分らしさが出せず、休みの日も楽しくない。
という悩みだったのです。
同じようなタイプの方で、そうなった過去の生い立ちを聞いていくと…
①学生時代友達と遊ばずに勉強ばかりをしてた
②母親の強い影響を受けている
③失敗してはいけないと思い込んでいる
というパターンが共通して多いのですが、その方も例に漏れず、人生において一般的な枠組みや、社会人としての知識や体裁を優先してきた結果、いつの間にか、自分が本当に好きなことに興味をもつことを忘れてしまっていたのです。
その後、その方は『SSPS-V2システム』を採用されて、
なんと「1年以内に結婚する」とコミットメントをしました(!)。
去年の11月にお電話を受けた際は、あれから自分らしい人生観に目覚めて、まだ恋人はいませんが、なぜか男友達が増えて楽しくやってます(笑)と報告がありました。
しかし数ヶ月後の連絡の際には、友人とのクリスマスパーティで声をかけた自分好みの女性と意気投合。3回目のデート時には、「結婚対象として付き合いたい」と告白、その後はもう急展開で、なんと、コミットメントの通りに今年の4月にゴールインしたのでーす♪♪
“恋”をすることは“脳を活性化”するし、
“活性化した脳”は“恋”を呼び込んでくれるのですね!
さらに大島先生いわく、「恋をする相手は人に限らず、自分の“夢”にも恋をすることが、仕事もプライベートも充実させる」とのことです。
もし、恋愛することが非日常的な方は、まずはバーチャルである映画や小説のストーリーから音や映像・イメージで脳に刺激を与えていくだけでも違います(脳の中では鮮明なイメージと現実とは区別されません)。
ぜひ、秋の夜長にお試しくださいね♪
▼“好き”に関わる脳の部分
さらに、好きに関わる脳の部分についてですが、とりわけ、“好き”“嫌い”の感情に関わっているのは、
①【前頭連合野(ぜんとうれんごうや)】
②【視床下部(ししょうかぶ)】
③【扁桃体(へんとうたい)】
の3つの部分が反応しているとされています。
それぞれの役割については、
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■前頭連合野(おでこ付近)前頭葉
前頭部←|→後頭部
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■■□□□□□ ←(大脳を横から断面した図)
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考えたり、判断したり、人間らしい精神活動を司り、これまでの人生で培った経験・知識・美意識と、相手から現在得られる情報を総動員して、恋をするかどうか判断します。
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■視床下部(大脳の中心部分)
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性欲や食欲など、本能的な欲望を生み出す中枢です。
ここで特定の異性に性的魅力を感じとると、性欲が沸き起こります。
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■扁桃体(大脳の中心付近)
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現在目の前にいる相手や物の状態を見て、好きか嫌いかを決定します。
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この三つの部分が密に連絡を取り合って、恋をしようか、やめようか・・・ということに関して最終判断がくだされることになるのです。
一般的な恋愛観とはかけ離れていますが、たとえば「この人性格はいい人だよね・・・でも何かが物足りないなぁ・・・」という相手には、【視床下部がNO】というサインを送っている証拠。それは単に“いい人”止まりになっているだけでロマンスは始まりそうにありません。
その他、大脳が【NO】でも【視床下部がOK】となれば、敏感に性的魅力を感じ取り、にわかに好色な性的対象として感情が高ぶります。
この視床下部は、【性欲】【食欲】【集団欲】といった人間の“三大本能”をコントロールをしていますが、通常、睡眠・体温・血圧の調整、胃酸分泌・水分調整など生命維持するための自律神経系の中枢が集中しているので、とても重要な役割をもっています。ですから、性欲はいつも衝動的なのです。
ちなみに、この視床下部の大きさはわずか1立方センチ程度。男性の方が女性よりも2倍の体積があることで、男性の性行動を積極的にする(^^;)わけなんだそうですが、やはり素敵な恋をするためには、女性のハートをときめかせる演出を勉強しないといけません(笑)
いくら男性が理論脳だからといって、こんな人いないと思うのですが「今、僕の視床下部が反応しているから・・・」と学術的にはぐらかさないように、ちゃんと女性脳をエスコートするロマンチックなアプローチでいきましょう♪
▼恋の媚薬は脳から生まれる!?
さて次は“恋愛中毒”にさせてしまう“ある物質”の影響についてです。
ある物質とは、『脳内ホルモン』のこと。
実はこの脳内ホルモンは、状況によって多種多様に“合成”されています。
種類は、【ドーパミン】【β(ベータ)エンドルフィン】【アドレナリン】【セロトニン】【ノルアドレナリン】という脳内ホルモンが、あらゆる外部からの情報によって分泌し、生理的反応を起こさせます。
まずは、【ドーパミン】の作用。
これは別名【快楽ホルモン】とも呼ばれ、“この人が好きで好きでたまらない!”と感じたとき過剰に分泌されています。
この状態は、
うれしい♪ しあわせ♪ ワクワクする♪
そんなドーパミンの作用は、覚醒剤とよく似た分子構造の物質でもあり、徐々に分量を増やしていかないと脳は満足できなくなっていくとか・・・(^^;)
そして、さらに興奮が興奮を呼ぶ【アドレナリン】の作用によって“やる気”を与え、ドーパミンでは物足りなくなり麻痺していくと、達成感を味わうために、それを上回る強力なホルモン【β(ベータ)*エンドルフィン】という快楽達成ホルモンとして分泌されるのです。
「*エンドルフィン」は、「体内でつくられるモルヒネ」という意味で、なんとモルヒネの6.5倍もあるとされています!
そんな物質が体内で合成されていることを知ったとき、なぜメンタルコントロールが必要なのか?という私の些細な疑問に納得のいく根拠となりました。
そうかぁ、感情のコントロールはホルモンのコントロールなんだと思えば、どんな苦い出来事でも、幸福感に転換できる【脳内ホルモン】の存在が私を助けてくれるんだと、今では目を閉じてイメージトレーニングの中毒です。
もちろん、被害妄想も猛毒ホルモンが分泌されるので、できれば幸せホルモンを分泌する練習を心がけましょう。
心がけるポイントは・・・
男性の場合、古典的かもしれませんが、自分の夢や願望を「男のロマン」として冒険的に魂の情熱をかもし出すこと。
女性の場合、理想の恋人から言い寄られるような「甘美でロマンチック」なイメージで若々しさと輝きを放つこと。
そんな素敵な姿を見たロマンスの神様が“恋の予感”を与えるのだと信じています(*^-^*)
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