実験によって分かったことは、ただ単に、「逆聴」で前頭葉が活性化するというだけのことではありませんでした。
実験は3倍速の「速聴」と3・5倍速の「逆聴」とを交互に繰り返すという方法で行い、その結果、
「逆聴」時には、「速聴」時よりも前頭葉がさらに顕著に活性化することが分かったのです。
その理由として、「逆聴」の場合、圧縮音声を聴きながら文章を目で追うわけですから、聴き取り負荷に加え、速い視覚処理も必要となります。
つまり、聴覚と視覚が同時に刺激され、それらを総合する前頭葉の活動が高まるのではないかと考えられます。
また、今後とも実験を必要とはしますが、これまでの実験のデータを見る限り、「逆聴」による前頭葉の活性化は、
従来の「音読」や「計算」を上回る結果といえるでしょう。 |
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