さよなら [2010.3.14]
3月11日 午前3:00 祖母が旅立ちました。
前日といっても、この数時間前まで私は会社におり、
帰宅したのは、11日0:10でした。
祖母は、この一年危ない状態を繰り返しており、
戦争を乗り越えた明治生まれの強い生命力を最大限に発揮して、
ある意味家族を奔走させていました。(笑)
もうダメですからと医師に言われても何度も蘇ったので、
この数日こそ危機感は感じてはいたものの
どこかまだいけるだろうと思っていました。
祖母に会うたびに、私は自分が休みである
「11日か12日までは頑張ってね」と
勝手なことを言い聞かせていたのでした。
11日、午前2:00頃就寝し、電気を消しました。
何やらガザガザとビニールをこすったような音がします。
電気をつけても異変はありません。
しばらくして、もっと大きな音がガサガサ聞こえました。
やはり異変はありません。
次にドサドサドサという音がしました。
電気をつけると平たいところに重ねていた本が崩れて落ちていました。
このときに嫌な予感がしました。
それでも、また電気を消して寝ました。
今度はすぐに、襖を誰かが手で持って揺らしているような音がしました。
暗闇でゆれているのが見えます。
「ああ、おばあちゃん、ダメなんだなぁ」と咄嗟に思いました。
五分くらいして、病院から電話がありました。
異変があったので、来てほしいとのことでした。
母が、「また大丈夫かもしれないから、来なくてもいいよ」と言いましたが、
「いや、もうダメだから。 今、おばあちゃんここに来てたから、
呼んでるから行かないと」と母に言い、車を走らせて病院へ。
祖母は、私がお願いしていた11日まで頑張ってくれたような気がしました。
明治時代の人にしては背がスラリとして、
少し外国人のような顔立ちの とても美しい人でした。
旅立ちの顔もとても清らかで、お化粧をしたかのように綺麗でした。
介護で苦労したことも多かったのに、
思い出すのは、祖母にしてもらったことばかりでした。
さよならは辛いものですが、
「死」にふれると、生きることの大切さを一層かみしめるものですね。






