命と信頼 パート3 [2010.6.16]
子猫の里親さんが決まりました。
これも、不思議なめぐり合わせなのです。
一人、ほしいと言ってくださっている方がいたのですが、
猫を飼ったことのない若いご夫婦でした。
お子さんのことなどを伺っていなかったので、
野良猫をいきなりということに、いささか心配がありました。
もし、今後 奥さんが妊娠などされたら、おそらく飼育は無理。
私のように、幼少期から猫まみれで育った人間とは、
免疫が違うからです。
あるとき、お名前は知らないのですが、
ときどき猫の世話をしていると、声をかけてくださる男性と
出会いました。
「子猫、生まれちゃったんだねぇ」
「そうなんです・・・3匹もいるんです」
「どうするの?」
「里親探し、奔走中です。」
「・・・・・・」
「あの~・・・お家に猫いましたよね?」
「いるよ」
「一匹、増やせないでしょうか?」
「ううう~ん・・・考えさせてもらっていい?」
「もちろんです」
あまり芳しくない会話だったのです。
しかも、この人にもらってもらえると思っていませんでした。
ところが、二匹目の死体が見つかったとき、
その朝、彼はそれを見たようなのです。
ボランティア仲間に、この人が
「もし、もう一匹生きていたら、僕 ひきとりますから!!」と
伝えてくれて、半ば絶望的だと思いながら仲間は私に電話をかけてきました。
私は、その前日の夜更けに、子猫を保護しており、
自分のところに子猫がいることをまだ多くの人に伝えていませんでした。
私は彼女に、「ここに実は一匹だけいるのよ」と
事情を話し、里親さんの話はトントン拍子に進みました。
固定観念は問題じゃない、何かをしようと決めたら、
チャンスにはとにかく、トライする精神と、
自己表現が大切なんだと改めて思いました。
強運な子猫です。
里親さんも「運命を感じる」と言ってくださっています。
きっと、幸せになるでしょう。






